ゲキカラドウ

ネットで「ゲキカラドウ」というテレビドラマを見た。桐山照史さん扮する営業マンが一癖二癖ある得意先に挑んでいくというもの。最初は門前払いをくらうのだが、激辛料理を食べ、そこでなぜか打開策がひらめき何とか契約にこぎつけるという、シンプルで分かりやすいストーリー。

見どころは人によって様々なのだろうけど、以前、営業の仕事をしていた私は、主人公が得意先にけなされ、罵倒される姿を見ていて、まるで自分事の様に胃がキリキリしてしまった。

当時は辛かったなあ。医者によると私には自閉的な部分があるらしく、それは自身でも思い当たる節があるのですが、とにかく子供の頃から自己表現が下手だった。大人になってもそれは変わらず、そんな人間が営業職に就いたのだから毎日生きた心地がしませんでしたよ。口下手であがり症な自分。最初は当然の様に得意先には相手にされず。そこで考えたのが、あまり喋らなくていい方法。時間を掛け誰にでも分かりやすい資料を作り、それをもとに得意先に説明をしたのだけど、わりと上手くいったなあ。まあ、口下手な兄ちゃんが汗を拭きながら必死で説明してるのだしと、情けで契約してくれた可能性もありますが。

ドラマには毎回、激辛料理がでてきます。どれも美味しそうで、ついつい辛いものが食べたくなってしまう。ただ私は食べれない。苦手でもなく味が嫌いなわけでもない。理由は汗が滝の様に出るからなんです。ジョギングをしていると人一倍汗掻き体質になり、それこそキムチを二口か三口食べたくらいで３０分くらい汗が止まらなくなる。そんな私は見てるだけで充分なんです。

豚肉とピーマンの炒め物/白菜の浅漬け